説明がなくても伝わる 図解の教科書(桐山 岳寛 著)

【タイトル】説明がなくても伝わる 図解の教科書
【著者】桐山 岳寛(インフォメーション・デザイナー)

【ジャンル】図解
【評価】

概要

伝わりにくい物事を、図解で伝わるようにする。伝わりにくい図を、伝わりやすいように改善する。その技術が解説されている。

この本の特徴

図解という括りで、幅広い分野(グラフ、表、注意喚起図、手順説明図、概念図等)を扱っている。

レビュー

こういう内容の本が欲しかった、という本がまさにここにあった。世の中、複雑な事を伝える必要のある場合が多く、伝え方で結果が大きく変わる場合もある。その伝え方の有効な手段である図解が、網羅的に解説されているのが本書。まさに教科書。

学校で読み書きは習うものの、物事を図解で伝えるという事は習わない。もちろん、図解という科目もない。その図解の教科書を作るという本のコンセプトがうれしい。

伝わりやすい視覚イメージは、それ自体が説明をしてくれる。そうなれば、あなたが言葉や文字を使って説明する必要がない。

図解が果たす役割は、人前で話をするのが苦手な人だけでなく、上手なひとにも非常に大きい。使い方を工夫すれば、これまでのあなたの説明方法を一変してしまうほどの力を持っているのだ。

引用:「図解の教科書」

この言葉からも、図解の果たす役割は大きいことが分かる。

多くの業種で発表や説明は、毎日のように行われる。それが、伝わりやすくなれば、結果も変わってくる。この図解という分野は学んでおいて損はない。

余談ですが・・・図解の素晴らしさを体験した例があります。デパートでエスカレーターに乗っている時に、次の階に着く前に下の図のような標識が見えました。この時はトイレに行きたかったのですが、次の階には男子トイレが無いことが一瞬で分かりました。

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たったのこれだけの情報で、男性トレイが無いことが一瞬で分かる。文字で表していたらもっと分かりにくいだろうと思います。本書でも、「直感的に分かる事が図解の良さ」と書いてあります。

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