伝わるのは1行(田口 まこ著)

【タイトル】伝わるのは1行
【著者】田口 まこ (コピーライター)

【ジャンル】文章の書き方
【評価】

※PR広告を含みます


概要

筆者はコピーライターで、伝えたいことを一行で表現するための技術が紹介される。本の序盤で、伝えたい事を短く凝縮する方法が示され、それ以降はテクニックの紹介となっている。簡単にマネができ、すぐに使いこなせるテクニックやコツを伝えます、との筆者のコメント。

この本の特徴

本の構成が、以下のようにハッキリと階層化されている事が特徴

大きな手順の説明
  ⇓
細かい手順(テクニック等)の説明
  ⇓
より良くする
方法の説明

もう一つ特徴敵なのは、付録として「女性に届く言葉」にも多くのページを割いていること。

レビュー

本の特徴の欄にも書いたように、本の構成として「大きな手順⇒細かい手順⇒より良くする方法」のように、内容の枠組みがはっきりとしていて、非常に分かりやすい本だった。ページのデザイン的にも、見やすく、読み易い。何だかの手法を教える本は、この本のように構成されていれば分かりやすいのに、と思う。

また、巻末に付録として「女性に届く一行のコツ」が掲載されている。これは筆者の得意分野なのだろう。この「付録」においては、語り口が変わって、女心に関する講演が始まったかのように次々と話題が繰り出される。ページ数も多く割いているものの、あくまでも「付録」というのが面白い。

内容的には、伝わる一行を作るための基本的な技術が丁寧に解説されており、初心者向けの本と言える。

読み飛ばされないためには、短い言葉で伝えるべきなのです。そのためには、伝えたいことをギュッと凝縮する。そして、読み手に興味を持ってもらうために言葉を磨き、1行で表現することが必要です。

引用:『伝わるのは1行』

これが、本書の内容を簡潔に表している。本書に書かれてある通り、SNS、説明、企画書、メール等に活用できるだろう。

タイトルとURLをコピーしました