インバスケット試験がどういうものかを体験できた。次から次へと案件が降りかかってくる様子が、実際の業務に似ている。
どの案件も、「話し合いを持つ」「問い合わせる」というように対処方針を回答するもので、一般的な常識を思い浮かべれば、それほど悩まずに回答できるのではないかと思った。ただし、本書に掲載されているものは、易しくしてあるとの事。
試験の内容的には、様々な実務能力を評価するもので、本当に実務能力がないと高いスコアをとれないのではないかと思った 。
また、単にインバスケットの問題が並んでいるのではなく、主人公が登場する物語仕立てとなっているため、非常に読みやすさを感じた。
大学受験で志望校の過去問を解くように、インバスケット試験を受ける人は、本書で体験しておくと断然有利になると思う。