「実行力」の本を読む際に、誰もが気になることがあると思う。それは、著者が実行力のある人か?だ。その点では、橋下徹さんは、不可能と言われた大阪都構想を住民投票までこぎ着けた。実行力が無い訳がない。その著者が解説するので、説得力がある。
本書では、組織を動かして物事を成し遂げるという観点の実行力がテーマで、主にリーダーやるべき事、あるべき姿が知事や市長時代のエピソードと共に解説される。そのエピソードの豊富さやスケールの大きさが半端でなく、橋下氏がトップの役割にこだわっていたことが伝わってくる。そのことが、以下の言葉にも表れている。
リーダがメンバーを率いるには、口先人間になってはダメです。リーダーは、目標の実現に向けて一心不乱にチャレンジする姿を示し、実践する必要があるのです。それが組織のメンバーの共感を呼び、メンバーがついてきてくれるようになるのです。
引用:「実行力」
この本は誰向けの本か?と言われれば、組織を動かすリーダ向けかもしれない。しかし、橋下氏のコメント通り、自分の組織に当てはめて考えれば、どんなスケールの組織であっても活かせる内容となっている。
おまけですが、演説の動画です。(https://youtu.be/MWSK2jwyKJI)
これを見ても、実行力が伝わってきます。