TOEICのリスニング勉強法

今回は、TOEICのリスニングの勉強方法を紹介します。(※PR広告を含みます)

TOEICの勉強で、リスニングってどう勉強すればいいのか?この事で悩んでいる人は多いのではないでしょうか。よくやりがちなのが・・・

・シャワーを浴びるように英語を聞く
・TOEICの問題集を勉強する


シャワーを浴びるように英語を聴いても、右から左へ流れていくだけです。TOEICの問題集を勉強しても、試験形式に慣れるだけです。

では、どうするか?この記事では自分が行ってきた勉強法を紹介します。正しい勉強法をすれば、着実に成果につながります。実際、自分の点数は右肩上がりに伸びてきました。下のグラフは点数の推移です。ほとんど停滞した時期はありません。


リーディングの方が点数は伸びていますが、これから紹介する勉強法はTOEICを受ける前に始めていたので、それがベースとなって初回のリスニングの点数がやや高めだったのだと思います(TOEICの初受験、問題形式を知らずの理系大学院生にしては)

仕事で英語を使うわけでもなく、友達に誘われて受けるようになったTOEIC。毎日英語を勉強する訳でもなく、大学院の研究をメインとしていた中、副業的に取り組んだ自分でも着実に点数を伸ばせました(上記点数はダラダラと勉強して2年間)。これから紹介する勉強法を、ぜひ取り入れてみてください。

発音を勉強する勉強法

TOEICのリスニングの勉強法。それを一言で言うと、「発音を勉強する勉強法」とうことになります。発音を勉強するとは、発音記号を勉強することです。発音記号とは「æ、ʤ、ɔː」というような、辞書を引くと単語の隣に書いてある、あの記号です。これを集中的に学ぶことがリスニングに効果的なのです。

なぜ発音を勉強するか?

日本語と英語では、音の構成要素が違います。日本語は、あいうえお・・・から始まる50音、英語は日本語とは違う約45個の音からなっています(発音記号の方式により若干差異はあり)。

例えば、「Think」。これを日本語の音で発音しようとすると、「シンク」となります。thは息の音で、「シ」でも「ス」でもありません。日本語にはない音「Ѳ」です。言語が違うと、音も違う。当たり前の事ですが、学校教育ではあまりフォーカスされずに、日本語の音で強引に発音するのが一般的です。


通訳になるとかではない限り、流暢に話せる必要はないのですが、発音を学習しないとリスニングの時に害が出てきます。自分が発音できない音で話されても、キャッチするのが困難なのです。その結果、文章で読めば理解できる英語も、聞き取れないのです。


逆に、発音を学習すると、音として何と言ったか分かるようになります。それができるようになると、自分のボキャブラリーの範囲内の英語は理解できるようになってきます。そして、音として聞き取れるようになると、話された時に意味は分からなくても、スペルを予想して、辞書で調べることができます。ここまでできるようになると、しめたもの。後は、耳で聞き取りながらボキャブラリーを増やしていけます。


このようにして、英語の音を自分のものにすることで、リスニングの点数は自動的に上がっていきます。そもそも、TOEICのリスニングはそれほど難しいことを言っている訳ではなく、かつ、選択形式なので、完璧でなくてもいいのです。

本来なら、英語教育が始まる時に発音を勉強するべきなのですが、自分が学生の時は授業で一切発音記号を教わりませんでした。お手本をリピートするくらいでした。お手本をリピートしても、英語の口の形をマスターしていなければ、発声できないのです。

どうやって勉強するか?

それでは勉強法を紹介します。特別なことをやるわけではなく、地道にやっていきます。
<発音勉強法 ステップ1>
まず、全ての発音記号の発音の仕方をマスターします。

発音専門書、もしくはインターネットのサイトを参考に、発音記号の発声を1つずつマスターしていきます。発音は口の形で決まるので、以下のような口の形が載っている教材を使用しましょう。

発音記号を見て、その音だけを発音できるようになればOKです。

発音勉強法 ステップ2>
次に、ステップ1で学んだ発音記号を単語、文章で練習していきます。

音声付きの教材を使用して、教材に載っている文章に発音記号を記載していきます。自分はNHKのラジオ(テレビ)番組を使用しました。発音を勉強するなら、中学生レベルの教材で十分です。例えば、以下のような文章があったとします。

I’m looking forward to seeing you(会うのを楽しみにしています)


この文章に発音記号を書き加えます。
I’m looking forward to seeing you
(aim lúkiŋ fɔ́ːrwərd tə síːiŋ júː)

これを発音記号通りに音読し、お手本を聞いて確認します。このようにして、単体で覚えた発音記号を単語や文章で繰り返し練習していきます。その作業を、テキストに載っている英文全てに行います。こうやって英語の音を自分のものにしていきます。

アクセントも重要

発音を学ぶときにもう一つ重要なのは、アクセントです。英語はどの単語にも強く発音する音があります。例えば、「looking forward to seeing you」の「forward」は前半を強く発音します。なので、フォーワード という風に聞こえます。日本人が発音するとフォーワードとなりがちです。

アクセントも英語を聞き取る上で重要なので、発音記号と同時に練習しましょう。

発音を勉強しないとどうなるか?

日本人が英語っぽく発音しようとして、過剰な巻き舌音になる場合がよくあります。Rの音を意識しすぎて、アクセントが間違ったり、Rの音でない音も巻き舌になってしまうのです。電車のアナウンスなどでよくみられます。

日本の学校教育では発音を大きく取り上げません。発音をおろそかにすると、覚える単語を全て誤った発音で覚えることになってしまいます。一番初めにやる必要があるのは発音です。

発音を勉強したら、リーディングも伸びる

発音を勉強する事のメリットはリーディングにも表れます。耳で聞いて英語を覚えられるようになるので、ボキャブラリーの増え方が速くなるのです。

赤ちゃんが言葉を覚える時には、文字を介さず聞いた言葉を覚えていきます。それと同じように、聞くことによってボキャブラリーを増やせるようになるのです。これがリーディングにも効いてくるのです。

どのくらいかかるか?

発音記号単体を発声できるようになるまで2週間くらいです。約2か月くらいで英語を音としてキャッチできるようになります(毎日勉強したとして)。

最後に、自分が使用した教材を参考に載せます↓

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