まず、タイトル。「東大主席・ハーバード卒NY州弁護士が実践」
・・・これはインパクトがある。東大だけでもすごいのに、主席?さらにハーバード卒?そして弁護士? 一体、どれだけ頭のいい人なんだ・・と思う。
見るからに敷居の高そうな本だが、実際はそんなことはない。易しく、分かりやすく解説されている。挿入されている図や写真も分かりやすく、丁寧に企画編集された良心的な本という印象だった。
本のメインは「7回読み」勉強法。自分の解釈として、「試験範囲を大まかに網羅する事から始めて、徐々に完成度を上げていく勉強法」と言える。魔法のような方法ではなく、それなりに大変だと思うけど、実績のある方の勉強法なので間違いない。その方法を学べるのは貴重だ。
本のタイトルに「誰でもできる」とあるが、誰でもできるように「1つの型」としてまとめられているのがこの本の良さだとお思う。
筆者の生い立ちも面白い内容だ。「東大主席弁護士」がどんな人か気になるものだ?それが、本の序盤が書かれている事で、その後の内容も親しみを持って読める。また、筆者の経験が多く紹介されている。単に勉強法だけの本だと淡泊な内容になってしまうところだが、筆者のエピソードが加わる事で、読んでいて面白く感じる。