本の作りとして、話の最初に大きく1ページを使って結論が述べられる。そして、話の終わりに念を押すようにまとめがある。これによって、内容の理解がリズムよく進む。また、エピソードや具体例が豊富なため分かりやすい。
こう言った手法をとる本は他にもあるが、より徹底していると感じた。(上の図は自分が作ったイメージ図です)
次に内容について。特殊なことは言ってないもののオリジナリティが感じられた。それは堀江氏が試行錯誤して見出してきた哲学だからであろう。本の序盤の方ほど、大きな話で重要度が高いと感じた。
特徴的なのは、自分の夢中になれるものなら漫画、アイドル、ゲーム、アニメ等、何でもいいといった姿勢だ。堀江氏自身、夢中になったことが仕事に変わっていったという経験があるからだろう。
・あなたにとってのあたりまえは、他者にとってのあたりまえではない。そしてそのささやかな能力こそがあなたの武器である。
・あなたがまず身につけるべきなのは、自分に正直になる習慣である。
引用:本書
学校や社会では、評価の尺度は決まっていて、みんなに合わせるのが良いとされる。その中にいては中々分からない気付きが得られる言葉だ。
筆者のコメント通り、仕事や生きていく上でのヒントを得られた一冊だった。
※個人的には第5章は毛色が違うのでなくてもいい気がした。