【書評】信用2.0(堀江貴文)

【タイトル】信用2.0
【著者】堀江貴文
【ジャンル】
生き方
【評価】

※PR広告を含みます

概要

著者が大事にしている信用とはどういうものか?そして、その信用を獲得するにはどうしたらいいか?その方法が解説される。「本書のメソッドを通じて、信用の元手を正しく運用し、一緒に大きく育てていこう」との筆者のコメント。

特徴

信用というのは一般的な概念だが、時代による信用の原理の変化という観点で語られる点が本書の特徴である。

レビュー

非常にオリジナリティを感じる内容であった。よく自己啓発本であるのが、〇〇法というようなアルファベットの頭文字を並べたような既存の方法を紹介するものだ。それらと比べ、本書の内容は著者の切り開いてきた道から生まれた哲学だということが伝わってくる。

本の構成的には、1ページを使用し短い言葉で結論を述べた後に、その内容の説明があり、最後にまとめがあるというフォーマットが繰り返される。これによって、中身を読む前に結論が分かるので、内容の理解がスムーズに進むとともに、最後のまとめで再確認できる。これは色々なことに応用できる優れたフォーマットである。また、文章の間に適度にスペースが設けられていて読み易い。

そして、印象に残った言葉。

健全な自信を持っている人と、いつまでも自分に自信がない人とのちがいは、成し遂げた成果のサイズでなく、自分で決めたことをやり遂げた回数である。

引用:本書

特殊な事を言っている訳ではないが、なかなか自分では気づけないことが言語化されているのはありがたい

全体として、分かりやすく、面白く、オリジナリティがあり、また、今の時代にマッチしている一冊であった。

タイトルとURLをコピーしました